伝統野菜とは

伝統野菜とは

近年、日本各地の伝統野菜にスポットが当たり始めました。伝統野菜とは、日本の各地で古くから栽培され食されてきた、野菜の在来品種のことをいいます。昔から地方ごとこ郷土料理を作る上では欠かせない野菜たちです。

 

そんな伝統野菜も、日本の近代化が進むにつれてどんどんと影を潜めるようになってしまいました。流通と生産、販売のコストが、今のシステムに適応できなかったのです。野菜は大量生産が可能になるようにどんどんと品種改良されていきました。そしてそこで生き残った野菜が、今流通されているのです。大量生産に向かず、生育に時間がかかり、希少である伝統野菜は生き残ることが難しくなってしまったのです。

 

しかし近年、ロハスやスローフードが注目を浴びるようになり、伝統野菜が再び脚光を浴びるようになりました。京野菜や加賀野菜はこの間も人々の認知を得ていましたが、それ以外の地方でも伝統品種を再び栽培しようという動きが活発になってきました。京や加賀といった地域は、地域の伝統料理を大事にしてきました。伝統料理にはやはり伝統野菜が必要でした。京の味を出すためには、昔から食べられていた京の野菜でないといけなかったのです。

 

伝統野菜には独特の形、味、風味があります。それは風土に適した味なのです。そしてその土地に生きる人たちのエネルギーとなってくれるものでもあります。

 

これからもっと伝統野菜は注目を浴び、盛り上がっていくでしょう。消費者ができることは、伝統野菜を積極的に家庭の料理に取り入れること。つまりたくさんたべるということです。そうすることで生産者と消費者がつながり、伝統野菜も守られていきます。